「国技館、焼き鳥工場の謎」

先週、台場まで水上バスで行った時、
たまたま乗った船が路線中で最も大きいもので、
そのためか女性ガイドが同乗していた。
これまでも何度か乗っているけれど、
いつもはテープの案内が流されるだけで、ガイド付きは初めて。
これがなかなかに観光気分を盛り上げる。

ガイドは川辺に見える名所史蹟をマイクで案内してくれて、
両国国技館を右手に臨んだ時の解説では
「国技館の地下は焼き鳥工場になっています」と言い、
それは知っていたものの、
なぜ焼き鳥工場なのか、という誰もが聞きたくなる件までは知らなかった。

ただ「土俵の下に焼き鳥工場」というシュールなトリビアを楽しんで、
そういえば、土俵を掃く人がなとりのハッピを着ているね、
館内で提供するつまみとタイアップですか、と思ったくらいで流していたが、
言われてみれば、なるほどねえ、理由がないわけないよなあ、と
夫婦でお互いの膝をガッテンガッテンと打ったのであった。(つづく)

【今日の一枚】
『On Leaving』/Nena Nastasia
d0075945_2322698.jpg声が良く、歌が良く、音がいい。
アメリカン・ゴシック・フォークというのか、
スタンダードな佇まいの曲の底に沈殿する闇を
透明度の高い歌声が照らす。
その声の輝きが闇の深さの底知れなさを暴く。
歌詞カードは付いているものの、
英詩がわからないのが悔しい。

この盤のミキシングもやっているアルビニのお気に入りらしいが、
初めて聴いた。いいなあ。他のアルバムも聴いてみたいと思った。
そういえば、Bonnie“Prince”Billyの新譜がもう出ている。

膝を打ったといえば、やはりその台場に向かう時のことだ。
船内の椅子の骨に膝頭をしたたか打ちつけてしまい、
森進一顔で絶句するほど痛かったのだが、まだその膝が痛くて困っている。
歳を取るにつれ、ケガの回復が遅くなって悲しい。

それはともかく、ガイドは続けて
「なぜ国技館地下に焼き鳥工場があるのかというと…」と言うのだった。
相撲は土俵に手を着いたら負け。
そのルールに掛けて、地面に決して手は着けない鳥を扱う工場を置いた、
というのがガイドの説明だった。

四股を踏むの「シコ」とは元来は「醜(シコ)」と書かれ、
地面の下から上がってくる不浄なものを踏みしめる意味がある、など、
そのいちいちの所作に謂われがある大相撲らしいオチが
やはり地下の焼き鳥工場にもあったのだ。
とはいえ、なとりとのタイアップには違いないが。

明日はその国技館で、ガイドが無表情で言うところの、
「手がない生き物」を食いながら昼の酒を飲む。

なー、ゴマ。d0075945_2541495.jpg
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by gomaist | 2006-09-23 03:07 | 日日


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