「ぱかぱかでずるずる」
かなり以前に、ゲーマーでもあるピエール瀧氏が
「プレステのローディング表示をながめる時間の無為とマヌケさ」
みたいなことを書いていたけれど、
それに近いことを思うのはCDの包装フィルムを剥がしている時だ。
流通上の問題もあろうかと思うが、
シュリンクパックされた上に、さらに各レコードショップで
袋状のフィルムに入れてある過剰さにも苛立つし、
何より輸入盤のフィルムの開封のしにくさといったら、
これだけ各分野でユーザビリティが叫ばれているにもかかわらず、
いまだにあの有り様ですよ。
必死になってフィルムを爪先でカリカリカリカリしている時、
なんてマヌケでみっともない時間を過ごしているんだろうと思う。
さらに問題なのは輸入盤のあの、ケースの上部に貼られたシール。
開かないようにという配慮なのだろうけど、
あれはすっごくストレスを感じますね。
絶対に一度では剥がしきれないし、ようやく剥がせても、
ケースの表面に細い切れ端やベタベタが残ったりして。
で、やっとのことで開けてみたら、
CDを止めている中央のツメが折れていて、
CDはぱかぱかでずるずるの状態になっている。
ますますなんのための過剰包装かと思う。
【今日の一枚】
『Get Lonely』/The Mountain Goats
懐かしい感じ、というのは、
15年前くらいのことだけれど、
その頃によく聴いていた内省的な
インディ系の香りがする。
歌詞を見れば、なんともしょぼくれたもので、
もともとこういう自己憐憫的な世界は
決して嫌いでもないんだけれど、
なんといいますか、音のままだなあと。
で、たいへん良いのはその音なのだ。
声と楽器の音の鳴りがとてもいい。正しい場所で正しい大きさで鳴っている。
この端正な響きは歌詞が云々という前に(英語わからないからね)、
すっと胸の中に落ちて気持ちがいい。
メロディもひねりが利いていてなかなか良いです。
また先週の土曜日の話なのだけれど、名古屋に向かう朝の新幹線で、
私の隣に座ったのは30代半ばの男性と
その子どもと思しき小学校1年生くらいの男子だった。
座席に着くなり彼らが始めたのが、子どもの宿題のようなもので、
親らしき男性は子どもに絵本を音読させて、
それを見届けると、プリントの表に丸をつける。
次には親が腕時計をストップウォッチにして、よーいスタート!と言うと、
単語帳のようなリングの短冊をめくりながら、
そこに書かれた簡単な足し算を子どもが早口で解いていく。
午前8時13分東京発の東海道新幹線の車中。
いろいろな人生を乗せて
時速200kmでのぞみ11号は博多を目指して走るのだった。
なー、ゴマ。
「プレステのローディング表示をながめる時間の無為とマヌケさ」
みたいなことを書いていたけれど、
それに近いことを思うのはCDの包装フィルムを剥がしている時だ。
流通上の問題もあろうかと思うが、
シュリンクパックされた上に、さらに各レコードショップで
袋状のフィルムに入れてある過剰さにも苛立つし、
何より輸入盤のフィルムの開封のしにくさといったら、
これだけ各分野でユーザビリティが叫ばれているにもかかわらず、
いまだにあの有り様ですよ。
必死になってフィルムを爪先でカリカリカリカリしている時、
なんてマヌケでみっともない時間を過ごしているんだろうと思う。
さらに問題なのは輸入盤のあの、ケースの上部に貼られたシール。
開かないようにという配慮なのだろうけど、
あれはすっごくストレスを感じますね。
絶対に一度では剥がしきれないし、ようやく剥がせても、
ケースの表面に細い切れ端やベタベタが残ったりして。
で、やっとのことで開けてみたら、
CDを止めている中央のツメが折れていて、
CDはぱかぱかでずるずるの状態になっている。
ますますなんのための過剰包装かと思う。
【今日の一枚】
『Get Lonely』/The Mountain Goats
懐かしい感じ、というのは、
15年前くらいのことだけれど、
その頃によく聴いていた内省的な
インディ系の香りがする。
歌詞を見れば、なんともしょぼくれたもので、
もともとこういう自己憐憫的な世界は
決して嫌いでもないんだけれど、
なんといいますか、音のままだなあと。
で、たいへん良いのはその音なのだ。
声と楽器の音の鳴りがとてもいい。正しい場所で正しい大きさで鳴っている。
この端正な響きは歌詞が云々という前に(英語わからないからね)、
すっと胸の中に落ちて気持ちがいい。
メロディもひねりが利いていてなかなか良いです。
また先週の土曜日の話なのだけれど、名古屋に向かう朝の新幹線で、
私の隣に座ったのは30代半ばの男性と
その子どもと思しき小学校1年生くらいの男子だった。
座席に着くなり彼らが始めたのが、子どもの宿題のようなもので、
親らしき男性は子どもに絵本を音読させて、
それを見届けると、プリントの表に丸をつける。
次には親が腕時計をストップウォッチにして、よーいスタート!と言うと、
単語帳のようなリングの短冊をめくりながら、
そこに書かれた簡単な足し算を子どもが早口で解いていく。
午前8時13分東京発の東海道新幹線の車中。
いろいろな人生を乗せて
時速200kmでのぞみ11号は博多を目指して走るのだった。
なー、ゴマ。
by gomaist
| 2006-12-22 02:31
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